遺言
死後の財産の行方を書き残す
遺言は、ご自身の死後の財産の行方について、ご自身の意思表示を書き残すものです。
ご自身の財産について、何を、誰に取得させたいかなど、一定の方式に従って書き残します。
遺言を残す目的
遺言を残す目的は、大きく分けて次の二つが考えられます。
①自分の死後のことを自分で決めておく
遺言書がある場合、原則として、相続は遺言に従って行われます。
このため、ご自身の死後に、ご自身の財産をどうするか、ご自身で決めておくのが、遺言を残す目的の一つになります。
②相続をめぐる争いを防ぐ
遺産の分け方などについて、ご自身の意思を遺言によって明確にしておけば、相続人間の争いを未然に防止できることがあります。
これも、遺言を残す目的の一つになります。
生前の備え
遺言は、ご自身の死後に対する、生前の備えということになると思います。
その生前の備えを検討するうえで、本サイトの他のページでご説明している相続に関することに、なるべく広く細かく気を配る必要が生じえます。
遺言を残せば万全とはいいきれないこともあります。
遺言の種類
遺言の種類については、以下のページに掲載しています。
このページの著者
弁護士 滝井聡
神奈川県弁護士会所属
(登録番号32182)